倹約と節約の違い 自分に合ったライフスタイル

節約と倹約の違いとは？

節約と倹約，この２つの違いは何でしょうか？

どちらも「無駄遣いをしない」という意味になりますが，
その対象となるものが違うのです。

それは・・・，

• 節約 － お金やそれ以外の電気，水，資源なども対象になる。
  例 ：水を節約する。電気を節約する。
• 倹約 － お金が対象－つまりお金を無駄遣いしないということ。

節約はお金やそれ以外が対象になるのに対し，
倹約はずばりお金自体が対象になります。

つまり，節約は色々なものを切り詰めて無駄遣いしないということ。

倹約は，お金自体を無駄遣いしない，使い過ぎないということになります。

節約と倹約の違いが分かると，自分はどちらのスタイルなのか，
ということが見えてくるかもしれません。

もちろん，節約と倹約のどちらも実践しているという方もいます。

でも私はちょっと違います。

自分に合うスタイルはどっち？

私は倹約はしますが，節約は過度に意識していません。

一見すると矛盾しているように思えるかもしれませんが，
実はこれ結構大きな違いがあると思うのです。

例えば，節約に重きをおいて実践してしまうと，
自分の生活に細かくルールを引くということになります。

例えば，水はある一定量しか使わないようにする，シャワーは何分以内とする，
電気はこまめに根本から電源を消す，暖房は何度設定にするなど，
生活の中にいわゆる多くの「縛り」を作ることになっていきます。

いわゆるリアル縛りプレイです。

もちろん，これらのルールを楽しんで行えるという人ならいいのですが，
私にはこのスタイルは中々難しいのです。

なぜ難しいのかといいますと，節約が生活の中心になってしまい，
自分の思いがいつも節約に傾いてしまうことになるからです。

先ほども述べた通り，それが合っている人にはいいのですが，
実は節約が合わない，という人も結構いると思います。

わたしもその一人というわけです。

とは言え，全く節約に無関心というわけではなく，
水は出しっぱなしにしないとか，無駄な電気は消すなど，
常識の範囲内での節約はしますが，細かく決めて実践してはいないということです。

倹約はするけど，節約はあまり気にしない！

一方で，倹約は心がけています。

先ほども説明した通り，倹約はお金を無駄遣いしないこと，
お金を使い過ぎないという意味があります。

例えば心がけていることには，

• 本当に必要なもの以外は購入しない。
• 自宅に物を増やさない。
• 直せるものは，自分で直して再利用する。
• あると便利なものは，大抵無くても問題ない。

などがあります。

またこれは，お金を無駄遣いしない代わりに，
お金を使うべきところには，しっかり使うということにもなります。

例えば，質の低い安いものを購入するのではなく，質の良いものを購入して長く使うなどです。

着るもの（衣類）や履くもの（靴），鞄や財布などだけではなく，
消耗品といえるものもとにかく安いものを買うという視点ではなく，
長く使えるものを買うという視点で購入していきます。
※安くても問題ないものは１００均などで買っています。

結局は少々高くても長く使えるものを購入した方が，
コストパフォーマンスが高くなるからです。

長く使うと愛着が湧きますし，自分の所有物を大切に扱っていきます。

また破損や破れなどが生じたとしても，
すぐに捨てるという考えではなく，直してまた使おうとなるのです。

質の良いものを購入して長く使うというスタイルは，
倹約につながっていると思うのです。

このスタイルの方が，私に合っていると感じています。

ですから私たちは低収入なのですが，
持っている物自体は，割ときちんとしたものを持っています。

お金を無駄遣いせずに，投資すべきところには投資する。

これが私の倹約道となっています。

もちろん，上記のことを成し遂げるには，
普段からシンプルに生活して無駄遣いしないようにしなければなりません。

できることは自分で行うことも必要です。

でもそのようにして切り詰めたお金で，
満足のゆくものを購入できると非常に満足感が得られます。

思いや気持ちが貧しくならないで，生活が充実していくのです。

節約と倹約。

どちらが自分のスタイルに合っているのかが分かると，
生活を楽しむことができるようになります。

どちらが良いとか悪いとかではなく，
自分にあった節約や倹約ができると低収入でも楽しく生活できるのです。

今回は，そんな倹約と節約について少し語ってみました。

それではまた・・・。